旅人とは、世界をまたいで活動をする人たちの総称です。かつては主に旅歩きをする人たちのことを指していましたが、強い意志を持つ者や、強力な能力を持持つものも、同じような特徴を持つことから旅人と呼ばれています。
原則として旅人の名前は、旅人となったその瞬間から自分で名付けを行うことが一般的です。かつてただの一般人でたとえ生まれの名前があったとしても、旅人になった者は新たに名前を決めるのです。もちろん、生まれの名前を大切にしてそのまま旅人の名前とする者も居ます。
家族の名前は、家族からの独立とともに失うことが一般的です。そのため、ほとんどの旅人はファミリーネームを持ちません。逆を言えば家族をもつ旅人はファミリーネームを持っており、ファミリーネームが意味することは「既婚者」であることは間違いないでしょう。
あらゆる旅人は、強い信念、願望、そして希望を力にすることができ、それは「意志の力」と呼ばれています。旅人は意志の力を行使することで超人的な能力を発動できると言われており、その種類は肉体的能力の強化や魔法のような能力も含まれています。
旅人は超人的な能力を永久に発動し続けられる訳ではありません。能力を発動し続けられる力の容量のことを旅人たちは「マナ」と呼んでおり、これが無くなると、「マナ切れ」と呼ばれる、息切れするかのように疲れてしまう状態になります。この状態は非常に無防備ですが、息を整えて休憩すれば、数十秒でマナは回復します。
マナの最大量と回復速度は旅人によって異なり、バランスよく高い者もいれば、どちらかに偏って成長する者も居ます。
旅人の姿は「その人が望む姿になる」とされており、本来の外見とかけ離れていることが少なくありません。そのため、旅人の種族は「どこにも属していない」か「元々○○の種族だった」と記されることになります。