01はパーティーゲームとは真逆

トンバト01を何度もプレイテストを重ねた結果、トンバト01をあまり面白いと感じなくなってしまった。ゲームに参加してもフィッシュにされてしまう事が多いという件もあったが、特に問題に感じたのは試合の結果が容易に予想できてしまうほどに実力差が顕著に出てしまっていた所だった。

**自分が作ったゲームが嫌いになるのは本末転倒なのでは…?**と考えた結果、トンバトのゲームシステム全般を大幅に見直し、実力とパーティー感を両立したものに変える計画を立てた。

しかし、01のような厳しくて無慈悲なシューターが好きな人が多いのも事実であり、現状のトンバトを大きく動かすべきでないだろうという考えもあった。

それらの考えを踏まえ、本来全く予定のなかった次回作『TonboBattlefield 2』が制作されることになった。

前作の反省点を活かす

マップを大きく見直す

01のマップはチーム戦用にあまり最適化されておらず、バトルロイヤルマップに無理やりチーム戦用のアイテムを配置したような形になっていた。2ではチーム戦がメインになるよう配慮した構成にしている。

チームの拠点は赤と青でそれぞれ異なる構成にし、『攻撃の向き』を変えることで異なる戦略で遊べるようにしている。

トンバト2の初期マップ案。広すぎる、転落死は理不尽という理由で廃案となった。

トンバト2の初期マップ案。広すぎる、転落死は理不尽という理由で廃案となった。

ベータバージョン時のマップ。赤チーム側は平坦であるのに対し、青チーム側は高低差が大きくなっている

ベータバージョン時のマップ。赤チーム側は平坦であるのに対し、青チーム側は高低差が大きくなっている

エイムスキルを強く要求しない武器にする

01の武器には様々な武器があったものの、最終的には「エイム力があればDPSが高い」武器、特にアサルトライフルとショットガン、スナイパーライフルのみが使用されることになっていた。

2では、それらの武器はあえて排除し、武器のラインナップを大きく変更することにした。武器デザインに関しては後述。

ゲームシステムを見直し

01のゲームモードにあった『個人戦デスマッチ』『チーム戦バトルロイヤル』は、プレイヤースキルによるゲームの支配が容易に可能で、一方的な試合になる場合がほとんどであったため廃止することにした。同様の問題を抱えていた『チーム戦デスマッチ』も大幅なルール変更を行った。

各ゲームモードのデザインに関しては後述。